Haji Ali / 海に浮かぶイスラム霊廟

Four Seasons Hotel Mumbaiからバスで向かったのは

アラビア海に浮かぶ白亜の霊廟、その名も「Haji Ali 」

イスラム教の聖者、ハジアリ様の棺が納められているという特別な場所で、干潮時にアラビア海に参道が現れるという面白い仕組みの霊廟です。

その歴史はまた深く、ブログ等で解説していらっしゃる方も沢山いるので私は割愛😁

この日は初めてバスに挑戦した日でもあります🚌(Google様様ですね)

予定では、市内を走る赤いバスを乗り継いで行くはずでしたが、排気ガスと鳴り止まぬクラクション、おまけに揺れる揺れるで。。

私が早々に酔って降りてしまいました💧
エアコンなんてもちろん無い。

乗り方自体はいたってシンプルで、乗りたいバスが来たら「乗る」という意思をハッキリ見せます。ハッッキリと!

「しっかり意思表示してスッと乗る」
「しっかり意思表示してスッッと💨」

後ろから乗り込んで席につくとすぐに切符を持った方がやっくるので、今回は「Haji Ali 」と伝えて、乗り継ぎがある為か切符を複数枚頂きました。

そして降りるときは紐を引っ張り、前から降りるというわけです。

結局後半は徒歩でしたが、色々な景色を見ることが出来てこれはこれで良い思い出。

さて、そうこうしているうちにHaji Ali到着🐾

人々が吸い込まれるようにゾロゾロと向かっていく場所があったので、何となく着いて行くと参道の入り口に到着。

そこからしばらくは両脇にお供え物や土産屋の出店が連なり、中には日用品まで…

そして一気に視界は開けてアラビア海が現れます👀

陸を見渡せば建設ラッシュの高層ビル群、前方には皆が一心に向かう白亜の霊廟。
そして左手にはどこまでも続く紺碧のアラビア海!

キラキラと光を浴びて、本当に美しかった!

参道には

物乞いをする人
楽しそうに往来する若者
参拝者
旅行者
誰とも分からない私という一人の人間
そして足元にはごみ、ごみ、ごみ

これぞカオス
これこそカオス

ムスリムを着た女性の力強い目に吸い込まれそうになりながら、私はこの辺から心身のコントロールが出来なくなっていたように思います。

なんていうんですかね、カルチャーショック?

そう、まさにカルチャーショック状態💫
一体自分は今、地球上のどこにいるのか?
フワフワとしたとても不思議な感覚でしたね。

そんな気持ちのまま、いよいよ霊廟入り口に。
本堂に近付く前にしばし脇に座って観察しつつ、異質で異物に感じられる私という塊を馴染ませようと必死でした。

参拝にはまず靴を預ける必要があります👟
といっても大家族の玄関状態。。
「これ大丈夫かよー」なんて一瞬不安になりましたが、靴番兄さんがちゃーんと見てくれています。
あんなに沢山靴があるのに、参拝から戻るとヒョイッと私の靴を渡してくれましたよ♪
ナマステ!

参拝自体はイスラム信者でなくとも誰でもすることができますが、男女で入り口は違います。

棺に触れることができる、または入室出来るのは男性のみで、女性は違う場所から眺めます🙋

そして例え入室できなくとも肌見せは控えるべく、頭から覆うことができる大きさのストールを持っていきました。
こんな感じで。

私は無宗教ですが初めて渡航する国の場合、宗教観や街の雰囲気等は事前にチェックして着るものを選ぶようにしています👕

神経質になる必要はないけれど、ちょっとした配慮が安全に繋がる場合もあるかと。
目立つより、馴染もうと過ごして見る方が楽しいし!

さて
参拝を終えた菊ちゃんと合流して霊廟の裏手を見に行くと、そこは沢山の人の憩いの場になっていました。

ボーッと海を眺めていたり、記念撮影をしていたりとどこか柔らかくリラックスした感じ。

すると帰りがけに突然男子4人衆に「ふぉと、ふぉと」と声を掛けられました📸

初めは「写真を撮ってあげる」の意かと思い
断る気満々でした。(撮影後に請求されるのかと思って。。)
けれど何やら様子が違う。。

結果はこう↓

お分かりだろうか👀

彼らはただただ私達の思い出の一部になりたかった、、いや、なってくれただけなのです📸

撮るやいなや画面を見て満足気な彼ら、素敵な笑顔をしていました。疑ってごめんよ、お兄ちゃん達🙏

後半につづく。。。

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